副業をすると本当に自分が見つかりやすくなる?
「副業で自分探し」とか言うとバカにされがちな昨今ですが、「意外とそうでもないよ!」っていうお話です。
というのも、
私たちは自分の祖国の文化で育つにつれて『常識』を学び、自らの考え方や行動を左右される。
そのため、その環境のことしか知らないと、自分の思考や行動に影響する信念が、本当のコアバリューと一致したものなのかに疑問を持たなくなり、確かめようともしなくなってしまう。
ところが副業に取り組むと、自己を調査する機会がそこらじゅうに存在する。
違う文化に触れると強く自分を意識することになるので、結果として自己分析が進むんじゃないの?ってことです。
副業でセルフコンセプトクラリティがはかどる
あなたは以下の質問にどのように答えますか?
- 「自分がどのような人間か?」という問題に対してハッキリした感覚を持っていますか?
- いくつかある自分のパーソナリティ同士が衝突を起こすことはありますか?
これらの質門が何を聞いているのかというと、専門的には「セルフコンセプトクラリティ」と呼ばれる状態であります。
定義でいうと、自分に対する信念が明確で、自身を持って定義でき、時間が過ぎても一貫して安定している状態。
みたいな感じ。ざっくり言えば、自分をよくわかってて自分自身に安心できているような状態のことです。
この「セルフコンセプトクラリティ」が高い人ほど幸福だし創造性は高いし決断力はあるしで、いろいろと人生がウハウハなことがわかってるんですな。
といっても、この世で一番難しいのは、なんだかんだで「汝自身を知れ」ですからねぇ。「セルフコンセプトクラリティを高めよう!」と言われても、そう簡単にはいかないもんですよね。
副業経験が長い人ほど「セルフコンセプトクラリティが高い!」というように考えられます。
セルフコンセプトクラリティが高いと良いことだらけ
あなたは、自分で決断力やコミュニケーション能力はどれぐらいあると思いますか?
この質問に対しても、副業経験が長い人ほどセルフコンセプトクラリティが高く、自分の長所と短所をしっかり把握していると思われます。
さらには、副業経験が長い人は、
人生の満足度があがる
ストレスレベルが下がる
仕事の生産性が上がる
人生の目的が見つかりやすくなる
なんて傾向もあるでしょう。
なんか良いことだらけですな。
副業経験が長くなるほど、自分について考える時間が増える。結果、自分への理解が深まるチャンスが生まれ、意思決定も明確になっていく。
ドイツの哲学者ヘルマン・カイザーリンクは、1919年の著書「或る哲学者の旅日記」で、”自己に続く最短の道は世界をめぐることだ”と記した。
ACTなんかでも自分の価値観をやたら重視するんですが、その作業が副業経験ではかどるかもしれないわけっすな。