まともに商売をやれば最終的に時給1000円になる。

まず、強調しておきたいのは、普通に商売すると、最終的に自分の労働コスト分しか手残りが残らないことである。
というのは、経済学の原則から考えると、完全競争市場においては利潤はゼロになる。

つまり、全ての商品の売値が公開され、消費者が自由にアクセスできる状態になれば利益は自分が働いた分しか残らないのである。
故・中内㓛氏が「for the customers」「いい商品をどんどん安く」を掲げて拡大したダイエーは、ついてに消滅してしまったが、その理由もまさにここにある。

つまり、ダイエーは、メーカーや卸が価格をコントロールしている状況から、消費者が自由にモノを選べるように、グループの拡大を通じて卸のコントロール力を高め、価格統制権を消費者に渡す、というビジョンを掲げてきたわけである。

しかし、そのビジョンが真に実現されてしまうと、ダイエー側には利益がほとんど残らない。
ダイエー消滅は、存在意義がほぼ達成されたから消滅した、と考えられるわけである。

 

従って、儲けるためには、「特殊な理由で『完全競争市場』にならない市場」を発見し、また作り出す必要がある。

 

商売を成功させるためには、普通でないやり方をすることで、通常の経済活動の枠の中から抜け出し、特殊な構造を作り上げる必要があるのである。

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