Wi-fiルーターやネットワークカメラなどのホームネットワーク機器を狙う攻撃も増えている。
これらは常にインターネットに接続しているため、外部から侵入されやすい。

パソコンよりもセキュリティが手薄になりがちなことも狙われる要因のだろう。

ルーターはSSIDと暗号化キーを他人に知られると勝手に接続される。
”タダ乗り”されれば回線が遅くなるだけでなく、悪質行為のぬれぎぬをきせられたり、接続している機器からデータを奪われたりする恐れがある。

また管理画面のパスワードを知られると、設定を変更されたりウイルスを拡散させられたりする。
まずはSSIDと暗号化キーを初期状態から変更しよう。

Wi-fiに接続後、ルーターのIPアドレスを入力して管理画面を開き、2.4GHz帯と5GHz帯の両方を変更する。

メーカー名のSSIDはNG攻撃者にとっては格好の的

SSIDを変更する際はメーカー名や型番を含めてはいけない。
その機種に脆弱性が見つかったときに格好の的となってしまうからだ。

「Wi-fi2G」などの何も特定できない名前が良い。

ルーターの制御プログラム(ファームウェア)のアップデートも重要。

ファームウェアに脆弱性が見つかるとそれを狙ったウイルスの攻撃を受けるからだ。
ルーターの管理画面からアップデートできる。

 

ネットワークカメラの映像が流出する被害も相次いでいる。
プライベートを他人に見られたり、流出映像を集めた海外サイトで勝手に公開されたりする恐れがある。

原因はネットワークカメラの一部の機種で、管理画面の初期パスワードが「0000」など誰でも推測できる安易な文字列になっていること。
このパスワードはすぐに変更しよう。

 

ネットワーク機器が自宅にたくさんあると、すべてのセキュリティを管理するのは困難。
それらをウイルスから保護する専用のセキュリティ製品もある。

ゲーム機やAIスピーカーなどルーターに接続するあらゆる機器を保護対象にできる。

 

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