はじめに
新型コロナウィルス感染症対策専門家会議の「新型コロナウィルス感染症対策の見
解」(令和2年3月9日及び3月 19 日公表)によると、これまで集団感染が確認され
た場所で共通するのは、①換気の悪い密閉空間、②多くの人が密集していた、③近距離
(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われたという3つの条件が同
時に重なった場合であるとしている。
この見解を踏まえ、リスク要因の一つである「換気の悪い密閉空間」を改善するため
の方法について、新型コロナウィルス厚生労働省対策本部では、多数の人が利用する商
業施設等において、「換気の悪い空間」に該当しないようにするためには、どのような
換気等の措置を行えば良いのかについて、有識者の意見を聴取しつつ、文献、国際機関
の基準、国内法令基準等を考察し、その結果を以下のとおりまとめた。
ビル管理法における空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準
ア 浮遊粉じんの量 | 0.15 mg/m3以下 |
イ 一酸化炭素の含有率 | 100 万分の 10 以下(=10 ppm 以下) ※特例として外気がすでに 10ppm 以上ある場合 には 20ppm 以下 |
ウ 二酸化炭素の含有率 | 100 万分の 1000 以下(=1000 ppm 以下) |
エ 温度 | (1) 17℃以上 28℃以下 (2) 居室における温度を外気の温度より低くす る場合は、その差を著しくしないこと。 |
オ 相対湿度 | 40%以上 70%以下 |
カ 気流 | 0.5 m/秒以下 |
キ ホルムアルデヒドの量 | 0.1 mg/m3 以下(=0.08 ppm 以下) |
詳しくはこちら:商業施設等における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について
ラズパイで監視する空気品質
ラズパイに下記5つを監視する機能を持たせる。
ア 浮遊粉じんの量 イ 一酸化炭素の含有率 ウ 二酸化炭素の含有率エ 温度 オ 相対湿度
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