この動画では、ドイツ在住の政策科学専門家である西村氏をゲストに招き、欧州、特にドイツのEV(電気自動車)市場の現状について対談形式で解説しています。
主な内容は以下の通りです。
EV市場の現状
- 欧州では、EVトレンドが停滞しているという見方がある一方で、実際にはEVの販売台数は回復傾向にあります [
]。08:02 - EU全体では、ガソリン車とディーゼル車の販売シェアが減少しており、ハイブリッド車のシェアが急速に伸びています [
]。05:05 - 一方で、EV(バッテリーEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)に限定すると、PHEVよりもEVの方が売れている傾向にあります [
]。06:09
EUでのEVに関する規制を教えてください
EUのEVに関する主な規制は以下の通りです。
内燃機関車の新車販売禁止
- EUは、「Fit for 55」という政策パッケージの一環として、2035年以降、EU域内で内燃機関車(ガソリン車、ディーゼル車)の新車の販売を事実上禁止する方針を掲げています。
- ただし、この規制には、合成燃料(e-fuel)のみで走行する内燃機関車は例外として認められるという修正が加えられました。
- EUは、自動車メーカーに対して新車からのCO2排出量削減を義務付けており、目標値を段階的に厳しくしています。
- この規制は、目標を達成できないメーカーに罰金を科すもので、メーカー各社にEV開発を促す大きな要因となっています。
- 2025年の目標では、2021年比で乗用車のCO2排出量を15%削減することが求められています。
- EVの普及を促進するため、EUは加盟国に対して、登録されているEVおよびPHEVの台数に応じて、充電インフラを一定量以上整備することを義務付けています。
EV市場で販売台数が多い企業はどこですか?
最新のデータによると、EV市場で最も販売台数が多い企業は、BYDとテスラです。
2024年の年間販売台数では、プラグイン車(EVとPHEVの合計)で中国のBYDが世界トップとなりました。テスラはバッテリーEV(BEV)に限定すると、トップの座を維持しているというデータもありますが、プラグイン全体ではBYDがリードしています。
この2社の後には、同じく中国のメーカーである五菱(Wuling)や吉利(Geely)、そしてドイツのBMWなどが続いています。
これらの企業の中で、特にどのメーカーについて詳しく知りたいですか?
給与水準が高い産業別を教えてください
産業別の給与水準は、様々な調査でランキングが変動する可能性がありますが、複数のデータで共通して高い給与水準にあるとされる産業は以下の通りです。
- 金融業、保険業: 銀行、証券会社、保険会社などを含むこの業界は、専門的な知識が求められるため、給与水準が高い傾向にあります。
- 電気・ガス・熱供給・水道業: インフラを担う公共性の高い事業であり、安定した収益基盤を持つため、給与水準が高い傾向が見られます。
- 情報通信業: ITコンサルタント、ソフトウェア開発、通信サービスなど、技術革新が著しい分野であり、高い専門性を持つ人材の需要が高いため、給与水準が上昇傾向にあります。
- 学術研究、専門・技術サービス業: コンサルタント、シンクタンク、デザイナーなど、高度な専門知識やスキルが求められる職種が多く、高収入に繋がりやすいです。
日本でのガソリンスタンドとEVステーションの数を教えてください
複数の調査データによると、日本国内のガソリンスタンドとEV充電ステーションの数は以下の通りです。
- ガソリンスタンド: 約27,400箇所(2024年度末時点)
- EV充電スポット: 約25,900箇所(2025年9月時点)





