<ホリエモン監修サイト>

『ZEROICHI』
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【アクションとは、持続的、連続的、永続的な習慣】
ぼくがここで述べるアクションとは、「なにか」を変えようとする、意思と実行のことだ。
アクションを起こせず、燻っているあなた。そう自覚しているあなた。迷ってばかりのあなた。べつにフォローするつもりはなく、事実は事実として言うのだが、そんなあなたは、可能性の宝庫、とも言える。
だってそうだろ? アクションを起こしていないから燻っているわけで、正しいアクションさえ起こせれば、必ず「なにか」が起きるのだから。
その「なにか」とともに現れる課題や試練が、あなたを生かすのだ。それこそが生きがいであり、やりがいなのだ。
あなたの可能性を高め、あなたのパフォーマンスを最大化するには、まずアクションが不可欠だ。そして言うまでもなく、アクションはあなた自身の手で起こす以外にない。
頼れるのは自分だけ。単純明快な、あたりまえすぎる真理だ。
だが、その真理を頭では理解しながら、いつまでも実践できずにいるひとがたくさんいる。ぼくはそれを実際にこの目で見てきた。そして気づいたことがある。
それは多くのひとが、「アクション=精神論」として受け取っているということだ。つまり、アクションを起こせないのは根性がないからだ、という解釈をしてしまっている。そして挙げ句には、根性がない自分はダメだ、と勝手に自己否定に走る。
しかしそれは誤りである。アクションに根性や気合いは関係ない。根性や気合いに依存した行為は長続きしない。しんどいからだ。
そうではなくて、アクションとは、習慣なのである。持続的、連続的、永続的な習慣のことである。
習慣なのだから、そこにはとうぜん作法がある。
ぼくはいまからその作法について述べていく。アクションを起こし、やり抜くための作法だ。
もちろんひとにはそれぞれ適性や個性がある。性差もあれば、年齢の違いもあり、置かれた環境もそれぞれだ。だから、これから紹介するぼくの習慣術がそのまま丸ごとあなたにフィットすることはありえない。ありえないが、ヒントには充分なりえるだろう。
最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術

 

【「没頭」こそが最高の学習】
ゲームにのめり込んだ結果、eスポーツのプレイヤーやゲーム実況者になる人だっている。テレビゲームに熱中している子どもを叱っていた親は、何億円も稼ぎ出すeスポーツプレイヤーを見てどう思うだろう。
かつては存在しなかった職業や遊びがいまはどんどん生まれている。熱中した結果、それが別に仕事につながらなくてもいいではないか。そのときそのときに熱中した結果が、その人ならではの個性を作っていくのだ。
日本の教育現場では、とにかく異質なものを排除しようとする力が働いている。人と違うことをしたり、言ったりする人間は、教師からだけでなく、周りの同調圧力にも抑え込まれる。その結果、周りの空気を読む能力だけは異常に発達した人間ができあがっていく。
希少性と付加価値の高い能力を才能だとすれば、人と同じことをさせて才能が育まれるはずがない。子どもの才能を伸ばしたいと訴える親や教師は、まったく逆効果のことばかりしているのだ。
僕自身、学校や親から「××をしてはいけない」とさんざん邪魔されてきた。教師から殴られたこともある。幸いにして、僕は彼らの妨害をはねのけることができた。彼らの言い分がいかに間違っているのかを指摘し、イヤなものはイヤだと突っぱねることができた。だが、すべての子どもが親や教師の妨害をはねのけられるわけではない。
親は余計なことをすべきではない。「子どもの没頭を邪魔しない」ことだけを肝に銘じてほしい。何かに熱中している子どもを否定せず、自由に自己主張させる。そうした教育環境こそが子どもに必要だと僕は考える。
──『生き方革命

 

【時間の密度を高めろ】
僕は、成功するための上手いコツとか、ショートカットの方法を知っているように誤解されているようだ。実際は、何のひねりもないことしかやっていない。
僕のビジネス理念は、徹底してシンプルだ。絶対にやりきる、と覚悟を決め、ひたすら努力しているだけ。イメージだけ膨らませて、実際に僕のビジネスを間近で見た人は、みんな驚く。「ホリエモンはここまでやりきるのか」と感嘆する。
別に努力家を気取りたいわけではないが、逆になんで、みんなやりきらないの? と不思議だ。飽きたならともかく、自分でやりたくて、始めたことでしょう? やっていれば絶対に、もっと面白くなっていくのに、途中で撤退してしまう理由が僕には理解できない。
ロケット開発もミュージカルもWAGYUMAFIAも、回していくのは大変だ。かかわってくれるスタッフも、どんどん増えている。笑ってばかりいられない場面も、たびたびだ。それでも必死でやっているうちに、始めたころは考えもつかなかった実績ができて、お金も集まった。知識や技術が増えて、見える景色の解像度が、さらに高まった。ただやるべきことを、淡々と、大胆に、実行していっただけ。ゼロにイチを足していく地道な繰り返しで、僕たちは誰にも胸を張れる成果を収めたのだ。
大事なのは、折れない気持ちだ。どんな不測の事態でも、やりきる! 障害があっても、ぶつかっていけば、出口が開くこともあるはずだ。
潔さに価値はない。人生で価値を発揮するのは、一つ一つを積み重ねきる根気だ。あきらめずに、積み上げる行動から逃げなければ、必ず設計を越えた成果をつかめる。
──『破戒のススメ

 

【時間の密度を高めろ】
そして時間コスパを高めるためのポイントは「すきま時間」だ。
時間がないと嘆いているひとは、このすきま時間に対する意識が低いのだ。
移動時間、つぎのアポまでの空き時間、相手が遅刻している時間、ランチを注文してテーブルに届くまでの時間、病院での診察の待ち時間。
予定と予定のあいだには必ずすきまがある。ぼくらの日常はすきま時間だらけだ。5分、10分、15分。その細切れの時間を合計すると1日でそうとうなものになる。
あなたはすきま時間を文字どおり、すきまとして無為に過ごしていないだろうか。
アプリゲームをやったり、なんとなくヤフーニュースを眺めたり、ぼーっと放心していたりしていないだろうか。そうやって時間を無駄にしたあげく時間に追われ、仕事も遊びも家族サービスもままならなくなるなんて滑稽だ。
すきま時間でデートはできない。家族サービスもできない。
でも仕事はできる。すきま時間はぜんぶ仕事のタスクで埋めてしまえ。
そのためには、とにもかくにもスマホだ。スマホを最大限に活用する必要がある。
いまや大半の作業はスマホで処理できる。処理できないと思っているひとがいるとすれば、それはたんなる無知である。
さまざまなアプリがあり、その機能も日々進化している。文書作成、画像加工、予算管理、発注作業、受注作業、なんでもそのポケットのなかのスマホ1台で片づく。
実際、ぼくはもう長いことパソコンは開いていない。どうしてもパソコンが必要な業務はスタッフがこなしているという側面もあるが、ぼくはかなり込み入った作業であってもスマホで処理している。処理できるのだ。
あらゆる仕事をスマホでこなす。その習慣を身につけよう。
いまだに日々パソコンと向き合っているひとは、最初のうちは抵抗があるかもしれない。でもそんなのは慣れの問題にすぎない。オフィスにいようがどこにいようが、極力パソコンには頼らないこと。スマホをあなたの仕事机にするのだ。
それができるかできないかで、時間コスパに決定的な差が生まれるのである。
──『最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術