動画では、中島さんがチャットGPTと対話し、AIがコードを書ける時代におけるソフトウェアエンジニアの働き方について話しています。

主な内容は以下の通りです。

  • AIによる作業効率の向上 [ 01:36]:

    • 単純な文字列操作や正規表現の処理など、つまらないプログラムの作成をAIが素早くこなしてくれるため、エンジニアの作業負担が軽減されています。
    • これにより、エンジニアはよりクリエイティブな部分に集中できるようになり、仕事の密度が向上したと述べています [ 02:41]。
    • 新しいライブラリを導入する際の初期設定や、使い慣れないライブラリ(例:FFmpeg)の導入もAIがサポートしてくれるため、スムーズに開発をスタートできるようになったと説明しています [ 03:52]。
  • AIが生成するコードの課題 [ 06:13]:

    • AIが生成するコードは便利である一方で、エンジニアの意図しない処理が含まれることや、可読性・メンテナンス性を高める工夫が不足している点を指摘しています [ 06:21]。
    • AIが生成するコードは、まるで大学を卒業したばかりのエンジニアが書くコードのようだ、と表現しています [ 06:45]。
    • AIは人間のように学習しないため、同じミスを繰り返したり、個人のコーディングスタイルを覚えてくれないという課題も挙げています [ 12:26]。
  • AIがもたらすソフトウェア開発の変化 [ 07:47]:

    • AIの活用により、生産性が向上し、これまで多くの人員が必要だったソフトウェア開発が少人数で可能になるという大きな変化について言及しています [ 08:19]。
    • これにより、質の高いプロダクトを効率的に作れるようになる未来が見えてくると話しています [ 08:36]。
    • しかし、その一方で、若手エンジニアが実践を通じて学ぶ機会が減少する可能性があり、それが懸念点であると述べています [ 10:53]。
  • 新しい開発ツールの紹介 [ 14:56]:

    • 最近使い始めたエディタ「Cursor」について、オートコンプリート機能が非常に優秀で、リファクタリング時に特に便利だと評価しています。
    • また、「Claude Code」も利用し始め、コードを読ませて大量のコードを書かせる際に役立つと話しています [ 15:42]。
    • 具体例として、既存の音声合成機能にElevenLabsを追加するタスクをClaude Codeに依頼し、短時間で80点レベルのコードが生成され、手直し後に一発で動作したエピソードを紹介しています [ 16:16]。
  • 中島さんの現在の働き方 [ 19:11]:

    • AIによる開発があまりに心地よいため、今は会社を設立して人を雇うよりも、コードを書くことに集中したいと考えていると述べています。
    • 過去にUieという会社を立ち上げ、CEOの仕事に忙殺されてコードを書く時間がなくなった経験から、現在は自分のペースで「マルモキャスト」の開発を進めていると話しています [ 19:59]。