しつけに怒鳴ったり叩いたりは必要なし
子どもを持つと、「しつけなければいけない」と思う人も少なくないでしょう。
もちろん、しつけることは大事なことです。
でも、しつけが押しつけになっていないかを、親として常に意識しましょう。
赤ちゃんの頃には考えられないかもしれませんが、子供が危ないものを触ろうとしたり、いろいろないたずらも盛んになります。
話ができるようになってくると、「イヤー」と言ったり、いうことを聞かない、思った通りに動いてくれないということもたくさん起こります。
親としてパパとして、厳しさも必要なので、やってはいけないことを理解させることも大事です。
でも、その思いが強すぎると、「こうしなさい」「こうすべき」と指示的、威圧的な接し方になってしまいかねません。
もちろん、やってはいけないことを「ダメ」と制することは大切です。
でも、この禁止が多くなりすぎて、これもダメあれもダメとガミガミ怒ってばかりいると、何をやっても怒られるので子どもは「これはやっていいの?」と常に親に聞くようになります。
もっと悪いのは、困った行動をやめない子供を怒鳴ったり叩いたりすること。
子どもはその行動をとっさにやめますが、恐怖によってやめるだけで、なぜそれをやってはいけないのか理解できません。
怒鳴られたくない叩かれたくない子供は、親の顔色を見て行動するようになってしまします。
世話をする時は子どもにたくさん話かけて
子育ての目標はなんでしょうか。
それは将来、子供が自分自身で考えて行動でき、生きていけること=自立・自律ではないでしょうか。
子どもの困った行動に対しても、子供とコミュニケーションをとりながら、共にどうしたらいいか考えるといった姿勢が大切です。
しつけは押しつけではなく、育ちを応援するものなのです。
赤ちゃんのときはまだ話もできませんが、しつけはすでに始まっています。
赤ちゃんの世話も実はしつけの一環なのです。
例えば、ミルクを飲ませたときは「おなかいっぱいで嬉しいね~」、おむつ替えをしたときは
「おしりがさっぱりしてよかったね~」、などと声をかけることによって、赤ちゃんの中で状況と気持ちや言葉がつながります。
そして、赤ちゃんは「おなかがいっぱいになると満足する」
「きれいになると気持ちいい」といった生活の基本を知っていきます。
子どもが赤ちゃんのときから、たくさんコミュニケーションをとることを心がけましょう。
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