副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要です

会社員として働きながら副業を始めた方がまず気になるのが、「確定申告って必要なの?」という疑問ではないでしょうか。

原則として、副業の年間収入が20万円を超えた場合は確定申告が必要です。この20万円は「収入」ではなく「所得(収入-経費)」であることも覚えておきましょう。


副業の所得区分を確認しよう

副業の種類によって、申告する「所得区分」が変わります。主なものを整理します。

副業の種類 所得区分
ライティング・デザイン等の請負 雑所得または事業所得
メルカリ・ヤフオク等の物販 雑所得(営利継続目的の場合は事業所得)
アフィリエイト 雑所得または事業所得
株・FX 譲渡所得・雑所得(申告分離課税)
不動産賃貸 不動産所得

多くの会社員副業は「雑所得」に分類されます。所得区分によって使える控除や損益通算のルールが変わるため、最初に確認しておくことが大切です。


確定申告の流れ(5ステップ)

ステップ1:収入と経費を記録する

副業を始めたら、収入と経費をその都度メモしておきましょう。

経費として認められる主な例: - 業務に使うPCや周辺機器の購入費 - 書籍・セミナー費用(副業に関係するもの) - 通信費(副業に使う割合分) - 交通費(副業のための移動)

家事按分(プライベート兼用のものを割合で経費計上)も可能ですが、合理的な根拠が必要です。

ステップ2:必要書類を集める

  • 源泉徴収票(勤務先から)
  • 副業の収入・経費の記録(銀行明細・領収書)
  • マイナンバーカードまたは通知カード

ステップ3:確定申告書を作成する

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」(e-Tax対応)を使えば、画面の指示に従って入力するだけで申告書が完成します。スマートフォンでも手続き可能です。

ステップ4:申告・納税する

申告期間は毎年2月16日〜3月15日(土日の場合は翌平日)。e-Taxならオンラインで完結します。

追加の税金が発生した場合は、3月15日までに納税が必要です。

ステップ5:住民税の申告に注意

確定申告をすると、翌年の住民税も自動的に計算されます。このとき「普通徴収」を選べば、副業分の住民税は自分で納付(会社の給与から天引きされない)になり、会社に副業がばれにくくなります。


よくある失敗と注意点

① 経費の計上し忘れ レシートや領収書を保管していないと、後から経費として申告できません。副業を始めたら、業務関連の支出はすべて記録・保管する習慣をつけましょう。

② 20万円以下でも住民税申告が必要な場合がある 副業所得が20万円以下でも、住民税の申告は別途必要なケースがあります。自治体によって扱いが異なるため、お住まいの市区町村に確認してみてください。

③ 無申告のリスク 申告が必要なのに申告しなかった場合、「無申告加算税」や「延滞税」が発生する可能性があります。不安な場合は税務署や税理士に相談するのが安心です。


まとめ

副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要、というのが基本ルールです。所得区分の確認、経費の記録、住民税の普通徴収選択——この3点を押さえておけば、確定申告は怖くありません。

e-Taxを活用すれば自宅から完結できるので、ぜひ活用してみてください。